2011年5月27日金曜日

tutorial


初めてのtutorialが今日ありました。担任の先生(チューター)による個別面談みたいな感じです。

私はクラスでの他に何冊かスケッチブックやノートを作っていて、2冊はミュージアムデッサンや家でのドローイングの練習。1冊はミュージアムリサーチのメモ。で、別の1冊にニュースやコレクション、アーティストについてなどメモやいろいろな情報をまとめて、あともう1冊はクラスでのプジェクトに関してのリサーチやdevelop用。

基本、オリエンでは厳しいことはあまり言われないし、むしろひたすら褒めてくれます。笑
あなたはとってもハードワーカーだからリサーチとかはこのままもっと頑張ればクラスの授業もしっかり出来てるし大丈夫だよって言ってもらえたんだけど、私は褒められても伸びない子なので、これから何をしていけばいいかとか、日本で作ったファンデのインタビューに使ったポートフォリオを見せてアドバイスもらいました。いろいろ聞きすぎて、自信ないのかなって心配してくれるみたいで、よく自信もっていいから!っていろんな先生に言われるけど、でもまだまだimproveするところばかりなはずだし。

出来ればBA直接受けたかったんだけど…って言ったら結果はわからないけど受けてみれば、って言ってもらえたんだけど、既に今年はもう満員だしやっぱりファッション科は無理だろうな〜とひしひし。でも、受けるだけ受けてみればよかったかな、って思ってる人多いんじゃないかなー。それでもファンデも、ファッションコースはものすごく競争だからね、って言われました。みんなcleverだしって。あなたもcleverだから自信もって挑んできてねって、、先生優しいー!

でも、やっぱり日本で作ったポートフォリオ、ドローイングがイマイチって確かにねって言ってました。オリエンで練習してるから大丈夫だよって言ってくれたけど、もっとミュージアムデッサンを含め描く機会を増やしていこうと思います。

あとは、今後もっとコンテンポラリーアートについて勉強して、自分の作品とつなげていくようにとのこと。うーん、見せたのもイタリア未来派だったし、バレたな、さすがだなって思いました。コンテンポラリーといっても、私にとっての課題は多分、まさに今、の作品群な気もします。膨大すぎて、もちろんその前もキャッチアップできてないけど。日本にいた時は、ほんの一部でしかないってわかってはいたけど、その一部の部分にものすごいアレルギーを感じていて、あまり他のものも見ることができてなかったんだけど、見識狭すぎたなって思います。こっちに来て、いろいろなものを見て、そんなの簡単にすっとんで、楽しいなって素直に思います。絶対的な強度のある作品、ものすごいなって思うものにたくさん出会えたし、もっといろんなものを見て行きたいなって思います。

後は、特には言われなかったけど、他の人へのアドバイスとかも聞いて考えたことは、私の英語力は簡単にコミュニケーションとって、作品を簡単に説明できるくらいかなっと思うんですが、もっと考えていることを的確に伝えたり、リサーチの量を増やしていくには、まだまだ足りないと思います。日本語で考えていても、インプットにもアウトプットにもどうしても英語が必要になる。コンセプトを練る→リサーチする→コンセプトを深める このどのプロセスにも英語力が大きな鍵をにぎっているのは確かだと思いました。

そんなこんなで土曜日はIELTs、ブログとか書いている場合じゃないけど、来週も受けるし、できるだけ準備しておこうと思います。あと4週間。

2011年5月20日金曜日

CSM Orientation Course


お久しぶりです。学校が始まって早くも4週が経とうとしています。左の写真はロイヤルウェディングを観に行った時のバッキンガム宮殿での1枚ですが、もうすごく前のことのように感じてしまいます。全部で9週のセントマのオリエンテーションコース、リクエストも多かったので授業の内容についてまとめておきます。

まずは基本のヌードデッサン。週に1回はあります。普通にひたすら描く場合もありますが、白い絵の具でシルエットを描いてから上から鉛筆で書き込んだり、色を使って何ポーズか重ねて動きを表現したり、音をわざと立てるように描いたり…特にラインで描くのはまだ難しいから、塗るように描くように言われています。私は来る前に日本でヌードデッサン(指導なし、ひたすら描くだけ)に数回通ったのですが、教わってからすごく変わった!(と思いたい。笑)休みの日や放課後、彫刻デッサンに行ったりドローイング力の向上に励んでいます!日本より美術館デッサンがしやすい環境で嬉しい。頭だけ描く練習の日もこれからあるみたい。



白黒の作品の写真のは意味のない線でムーブメントの表現を楽しむプロジェクト、小さい絵は色の組み合わせを勉強するプロジェクトで宇宙の写真をみながら暗い色から明るい色、その逆などいろいろな色の重ね方でオイルパステルと絵の具で描きました。

その次の写真2つは古い本や雑誌を使ったコラージュです。コラージュ、といってもいくつかの技法を教わりました。
他に写真はないですが自分についてvisualでまとめたID project、コンセプトを決めて手作りの本を作るプロジェクトもありました。

頭に載せてるのはドローイングマシーンを作るプロジェクトで、この日は身体につけて描くものを作る日で、翌日は自動的に何かを描けるものを作る日でした。…ちなみに今は、グループワークで飛ぶ機械を作るフライングマシーンプロジェクト中です。笑  この辺りの授業はクレイジーすぎました。笑

私はドローイングとかコラージュはすごく楽しめたけど、マシーンを作るようなクラフトの授業はデザインまでは楽しくて、でも作るほど混迷していって…いろいろなプロジェクトがある中で合う合わないはあるし、全部がうまくいくわけではないよね><


作る授業以外にも、先生と美術館に行って、コンテンポラリーアートに関してのイントロダクションとミュージアムでのリサーチの仕方を勉強しに行く日や、語学の授業(これもリサーチをベースにアートについてのボキャブラリーを増やす感じ)の授業もあります。

来週はチュートリアル(講評)があるのでスケッチブックをまとめなきゃ〜。私は既にセントマのファンデへの入学が決まってるので、だからまぁ、いっかって気を抜くとズルズルしてしまいそうだし、インタビューを控えた友達に遅れをとってしまいそうなので、そこは自分にプレッシャーをかけて頑張るようにしています。せっかく来てるんだしね。

英語はというと、授業は日本人がほとんどだけど、他の国からの友達とは英語だし、フラットではイギリス人と住んでいるのでそこで1日あったことぐらいは話しています。ただ、ほとんどの日本人の友達は学寮で今回はみんな同じフロアみたいなので楽しそう。英語話す機会は少なくなるかもだけど一緒にご飯とか行っているみたいでうらやましいな〜。徐々に英語話す機会も増えてきたし、自分も抵抗がなくなってきたと思います。語学の授業もグループにわけられるんだけど、自分を追い込む方を選択してしまったので(ちょっと後悔中。笑)、これからアートヒストリーの勉強とプレゼンの準備もしていくことになりそうです〜。

そんな感じの毎日でした。最近は、セントマのBAファッションは卒業コレクションの準備のまっただ中で、少しだけだけどお手伝いをやらせてもらって、考え方や作り方がおもしろい人ばかりで良い勉強になりました!BAはまだまだ1年後ですが、そこに向けて頑張って行こうと改めて思いました。それでは残りも、頑張ります。あと5週間!

2011年5月1日日曜日

How to find your flat in London?

こっちの紅茶はなぜ、こんなにも茶渋がでるんですか?
どうも、ついにオリエンテーションコース(9週間のショートコース)ですがセントマライフが始まりました、FUJIKOです。こっちではYOKOと呼ばれているので、もはやFUJIKOってなんなんだよって感じになってきていますが、生活も落ち着いてきたので自分の経験を書き留めておくためにも、留学準備やこちらでの生活の準備について書いておこうと思います。

今日は1番精神的にきつかったロンドンでのフラット探しについて。留学を考えてブログを見てくださってる方もどうやらいらっしゃるみたいなので、少しでも役に立てば、そうじゃない人にも日本の素晴らしさを再認識してもらうためにも、書いてみたいと思います。自分が情報探してる時にあまり見つからなかったので、誰かのために。

といっても、私はフラット探し、かなりうまくいった方(だと自分では思っている)だと思います。自分の物件運に感謝!
セントマ、UALの学寮は遠かったり、高かったり、治安があまりよくなかったり、いろいろあったり(笑)あまり良い噂を聞かなかったので9月からも住むわけだし、フラットを探してみることにしました。

こっちではスタジオ(シェアなしの完全一人暮らし)は留学生、ましてやショートコースの学生では契約するのがかなり難しいと思います。半年分の家賃を一気におさめたり、場所にもよるけど月に10万以上はかかるんじゃないかな。日本人にはあまりなじみのない、バストイレやキッチンをシェアするフラットシェアがほとんどです。小さいキッチンや洗面台が部屋についてるとこもあるよ!シェアの人数もバラバラ。

探し方は①日系の不動産会社を利用する②mixBのような日本人向け情報サイトを利用する といったとこですね。家賃の相場は本当に場所による。でも、景観保護のため新築の高層マンションなんてほとんどない場所ですから、本当に物件難です。相場はどんどんあがっているらしい。

ロンドン市内といっても、利便性も治安も本当にバラバラです。一番気になったのがこの点。一応女子なので。ロンドン在住の方を紹介してもらったり、情報集めをかなりしました。そこに住んでる方が見てたら反論も多々あるでしょうしもちろん場所それぞれですが、ざっくり一般的なイメージを言うとテムズ川から南は危ないと言われている。黒人系の住民が多いみたい。比較的、マンションやアパートっぽい建物も多いので物件は多いです。ただ、南東のシティと呼ばれるあたりは再開発地区で近代的。テートモダンとか、劇場がありますね。

東は日本人が多いらしい。昔は治安も悪いと言われていたみたいですが、家賃の安さでアーティストが移住してきて、大部雰囲気が変わったそう。おしゃれな店も多く人気な街もあります。クラブとかも多いのかな。東が好きって人、結構いますねー人気なので物件でても動きが早い。一部、不穏な雰囲気で危ないと言われてる地域もあります。Hackneyとか。(未上陸)移民系の住人が多い地域もあります。

西は高級住宅街が多い地域。ノッティングヒルとかセレブタウン。ハイブランドの路面点密集地、ホテルリッツもあるね。物件はやっぱり少ない、手が出せるところは少ないな〜本当に行けばわかります。住宅街でも真っ白な建物が多くてキレイ!ただ、その分、泥棒さんも多いとか。北も場所によりけりですが、値段も安めだし治安いいみたいです^^

あとは、GoldersGreenとか、swisscotageとか、日本人の駐在員の多いエリアもあります。Zone1に大学があるなら、Zone2くらいまでで探す人がほとんどです。Zone3とかに行くに連れ、一駅間が長くなり道路も広くなり、どーんと大きいスーパーがあったり郊外って感じになっていきます。夜、市内と違って人通りが少ないので危ないって言う人もいました。これも場所によるだろうけど。

こっちだと、飲み屋があるから人通りもあるし安全だよ!という風に言われることもあって、治安って体感しないとわからないな〜。あと、スーパーの高級度で治安がわかるっていう意見もありましたが、私はこれはあんまり信憑性ないと思う。

ビューイング(見学)に行くことが多分一番。駅の雰囲気、街の雰囲気、多分、本当に危ないところは遅い時間とかに少し歩けばわかります。でも、結構危ないみたいなので1人じゃいかない方がいいです、特に女子。知り合いいないなら不動産屋さんのほうがいいんじゃないのかな〜。契約自体でトラブルが多いのは、大家さんやフラットメイトのライフスタイル、性格との相性、信頼できるか、光熱費や税金に、デポジット(敷金)、友達や親を泊めれるか、湯船が使えるか、洗濯機はどれくらい使えるかなど、ほんっとたくさん!家を見るだけではわからないことも多いと思います。フラット内でも盗難から砂糖1杯の攻防戦まで、いろんなトラブルがあるみたいだし、お金に関する契約は自己責任で本当にしっかりやらなきゃなりません。運もある、でも出来る限り見極めないと痛い目にあう。家賃や光熱費のトラブル、契約うんぬんが嫌なら学寮が1番だと思います。学寮も食材トラブルやパーティ好きフラットメイトとかいろいろトラブルはあるみたいだけど。笑 最初に寮で、慣れてから家探しする人も多いです。本当にいろんな携帯があります。ホームステイ、シェアでも大家さんの形態がばらばら。

という私は、実際にビューイングにはいかず、日本で出発前に家が決まりました。ここからは私のフラット探しの話。
私はいろいろな事情があって、1週間だけしか家探しの期間を持てなかったんです。これ、みんなにチャレンジャーだね〜って言われてました。もちろん、どこでも良いって言うなら見つかります。でも、家にはうるさい私なので、着いてすぐにビューイングに行けるように日本で1日3回、ネットにはりついてました。不動産屋さんはかなり仲介料がかかるので、mixBで探すことに。(ただ、mixBはその分トラブルも多い)

何件かビューイングを申し込んだものの、いい物件はすぐに決まってしまう。わたしの到着なんか待ってくれません。運良く、優しい募集主の方と出会えて、Skypeで部屋の中を見せてもらえました。結婚して転居した友達の代わりに住む人を探しているということで、募集主の方もかなり慎重にいっしょに暮らす人を探しててたくさん希望者がいたみたいだったので、何度かSkypeで話をしたりさせてもらいました。もちろん不安はあったけど、家の雰囲気も窓からの雰囲気もすごく素敵で、治安も良さそう、むしろ比較的高級住宅街みたいだしこんな素敵なとこ他にみつからない!と思って、思い切って決めてしまうことにしました。運良く、何人かの希望者の中から選んでもらえて、今そこで暮らして2週間がすぎます。

フラットメイトとは価値観もノリも合うし、すごく楽しく暮らしてます!信用できるし、信用してもらってると思います。私の場合、イギリス人男性と日本人女性のカップルとの3人暮らし。イギリス人男性が賃貸契約として不動産所有者と契約して、私はその所有者の方に了解を得て、イギリス人男性と契約という形です。契約もとても丁寧に説明してくれるし私の意思を尊重してもらえてます。物件所有者の方も理解があって、私は下宿じゃなく正式に契約を結ぶ形にしてくれるみたい。つまり、当初難しいといった正式な契約です。
もちろん私も、楽しく快適に暮らせるように気づいたことはしっかりやってるし、最初はコミュニケーションをしっかりとろうと(今はもう自然ですが)意識をしていました。対等な関係にできるようにしてもらえているので自分の部屋はそんなに広くないけど、収納もあるし机は買いに行ったけど十分!何より、気を使わず共有部分を使わせてもらえているので、不自由どころか贅沢な暮らしだと思います。本当はトラブルになるので光熱費込みの家賃の方がいいみたいだけど、きっちり請求内容を見せてくれるので、ビル別にしています。(私の場合はこの方が値段的にはお得でした。)

物件は正直運だと思うけど、出来れば良いところに住みたいし、十分な情報収集、ビューイングの時や連絡をとる時のメールの対応、満足いくまで確認するとか出来ることはたくさんあると思います!長々書きましたが、書ききれないくらいもっと学んだこともあるので、結構自分、がんばったと思ってます。笑

外国での暮らし、少しでも楽しくできるように、住めば都でも、出来るだけいい都になるように、がんばってください!^^